4回目のスウェーデンともなるとだんだんと見る目が肥えて来たような気がします。
そんな中、着目していたのはデザインのこと。
同じヨーロッパでも南欧と北欧とではやはり雰囲気は異なります。もちろん、スウェーデンフリークの私は断然北欧派!
北欧デザインについて全体的に言えることは“シンプル””モダン”でしょう。すべてのモノがコレですね。あまり、色んなものを付け足さない。コトバもダラダラ説明しない。選挙のポスターも候補者の顔とロゴ程度で見た目のセンスを非常に重要視します。
シンプルにしつつもそのもの本来のしっかりとした機能性能を備える。そういうモノずくりの姿勢がちゃんと現れるのではないでしょうか。
右の画像は空調システムの吹き出し口で小さい“目のような口”はそれぞれ微妙に向きが変わっていて、自動でエネルギーを消費しながらやるルーバーとは違って実に合理的に考えられていると思います。
左は北欧デザインの象徴のようなデザイン。日本だとゴチャゴチャ説明書きがあり、実にかっちょ悪いですが、こんな風にシンプルだとインテリアにも絶妙に溶け込みやすいですよね。
これなんかはどれだけ買って帰ろうかと思ったか^^
宇宙人みたいでかわいいのに、すごくしっかりしてちゃんとした機能を果たしています。
レストランの“お通し”で出てきたパン。これも実にデザインがよく、しかも実用的です。
丁度焼き鳥のようにパンを串刺しして自立するように出来ています。
ストックホルム中心地のビル。普通の看板だとつまらないですが、こういうふうにMINIを吊り上げて飾ると非常にインパクトがありそれでいてクドクないシンプルな表現を実現していますね。
町の公共物もセンスがグッドですね。これはストックホルム市のゴミ箱です。
町のいたるところにこれが設置されてあり、市の職員がいつもキレイにしてあるんです。
こちらはハルムスタッド市のごみ箱です。必ず市章ロゴがデザインされていますし、形も微妙に違います。
町の標識や案内板や時計やいたるところにあるのですが、これもどれも絵になるんですよね。
非常出口のサインも日本と似てるようで似てないですね。
選挙のときも同じようにいかにデザインを大事にしていて、小さいところですがそこを妥協せずにしっかり表現するところは圧倒的に日本と比べて勝っていますよね。
これはヨーロッパ全体にも言えることですが、自社商品の販促ツールもとても消費者の購買意欲をそそるうまい戦略で販売しているな~と感心するばかりですね。