前回も同様に感じましたがやはり、とにかく国全体が統一した景観で森や湖、並木、川、山ナドナドの自然が満載!!その中に、住宅や工場が自然に邪魔をしない形ですんなり溶け込んでいる風景に本当に驚かされます。スウェーデンという国が「一つの大きな公園」である!そんな例えがピッタリ当てはまるような気がします。
どうしてこんなにすんなり溶け込むのか??と考えると、それは自然が先で人間が後という大目的があり、中でも住宅の素材は外壁は木かレンガか塗り壁という自然素材。屋根もその大多数が瓦。サッシは100%!木製。100%ですよ!!。外観を彩る素材全てが自然なので当然背景の自然ともマッチするのは当たり前ですよね。
くどいくらい言ってますが、日本のようにサイディングやアルミサッシやコロニアルと言った自然無視の素材ではこうはいかないですよね。町並みとしては、アメリカほどの規約はほとんど無く、皆自然発生的に外壁の色や素材を採用しているんです。
でも、自然素材だから風合いはほとんど同じになり、デザインもごくごく普通の切妻の層二階がほとんどなので、ここでもやはり町並みとしては統一してくるんですね。
そうして極め付けが、年間にスウェーデン一国で新築が4,000棟くらいしか建たないので、わけのわからない新興分譲地や一人だけ自己主張するような住宅も建たないのでずーっと変わらず同じ景観が保たれているという、偶然でも何でも無く必然な結果なんですよね。
さっきサッシは100%といいましたが、コレほんとなんです!あ、住宅はですよ。そして、ほとんど白塗装をされたものがほとんどですってこれは前回書きましたが、まあこれほどまでに同じ価値観なのかなー?と考えるに、理由としては当然さむい!!ので3層ガラスの木製というのが最大の理由だとは思います。
そして、これも前回書いた寸法が全メーカー統一寸法なのでリフォームの時も、また同じサッシがメーカー問わず使える為次も同じ木製サッシを入れる。これも当然の理由と言えるでしょう。
そして、今回私が確信した大きな理由はスウェーデンの人たちの「ライフスタイル」による所が大きいんだ!!ということです。つまり、木製というメンテ付き物のパーツをしっかりメンテする時間を作る!!時間があるのでは無く作るんです。その為の時間を作るライフスタイル・・・。
これは次回以降に書きますが、つまりそういうことなんですね。
自然素材の持つ良い特性も有りますが、メンテは絶対必要!それを分かっていても、やはり自然素材を採用する。だから公園のような国が出来上がる。公園のような町並みが出来上がる。この辺で、次回以降そのライフスタイルや、環境問題意識、ナドナドを深く掘り下げていきますので宜しくお願いします。