写真のような住宅、ま、この配色は私自身どうかと思いますが、物置と外部を統一させる等してバランスを良くさせ、景観に配慮する。ここは、3F建てで内観は通常の住宅と何ら変らず、しかも2Fにサウナ
(もちろんティーロ社)がついており、長屋というより立派な住宅群といった印象です。
ドイツでは、戸建てよりむしろ比率が高いと言われております。それは何故??
それはエコロジー!一言で言ってしまうとその為なんです。つまり、共同建築工事を多くすることで建築費・材料費・人件費諸々をコストダウンさせ、無駄を無くし、且つ街の景観を美しく保つ多くのメリットがあるのです
ドイツ南西部人口20万人都市ハンブルグ市にある「ボバン分譲地」で1994年にスタート。
2007年までに2000戸建設をめざし、2002年2月現在で1000戸が完成。2400人が、ここで生活をし、まさに、エコ団地で、省エネ住宅が絶対条件。
例えば、同国の一般的な住宅では、石油に換算して1㎡当たり年間15~20L分のエネルギーを使うがこれに対し、同団地は3段階の基準を設け最低基準で、年間6.5L以下中間が1.5L。最高は、逆にエネルギーを創出する「プラスエネルギー住宅」というハード的特徴と、ソフト的特徴として「コーポラティヴ方式」つまり、住人による話し合いで、設計等を半年期限として打ち合わせし、近隣の連帯感・街の愛着度を高め、価格は136㎡のプラスエネルギー住宅で2800万(土地代込み)と。
さてさてニッポン!
今ある分譲地の多くは、せまい土地をさいの目に切り刻み「何が何でもマイホーム」といった、
ゆとりの無い悪い意味での「必死」なものばかりで、窓を開けると、隣の家の壁が眼前に
立ちはだかる密集度で、土地+建物で安くしないと売れない為か(それしかない!)
断熱気密二の次の、一見外観だけが高そうに見えるが、その実、新建材とクロスのオンパレード。エコロジーのかけらもないロスエネルギー住宅分譲地。その宝庫は私の営業エリアのS玉県。
せっかく、昔はすっきりした良い風景がどこかにふっとんでいってしまっている・・・。
ま、この話はここまで。キリがありませんもんね。