大変ながらくお待たせいたしました!今度は山梨へ行って参りました。
タイトルは少し大袈裟かもしれませんが、そう言っても言い過ぎではないのかなと思い、付けさせて頂きました。
それを説明するのに今回の開発者(株)CJマテリアル代表取締役鈴木寛氏のヒストリーを語らなくては始りません。
鈴木社長は元役所マンでして、歴々のポジションを経験しそんな中、まちづくり企画課での仕事が運命を変え、「今の行政の都市計画では美しい町など作れない!」
「このまま役人では何も変わらない!!」
として、昭和62年に退所し、そもそも役所勤めなどあまり好きではなかったと同社長。
ブッチャケ!初めて会った時、私も社長が元役所マンの顔には全く見えませんでした。それくらいバイタリティー溢れる気合の入ったお顔でございました(フォローになってませんか?(^^ゞ)
その後、自ら行政書士の資格を取り、新橋のあるデベロッパーに勉強のつもりで1年半勤務し、その時出会った清水建設の方に1000戸住宅開発の許認可の相談を受け、その上、まちづくりのアイデアの相談も受けたのを契機にカナダトロントへ飛び、その美しい街並みに一目ぼれになり帰国。「クライアントの依頼と全く異なるコンセプトを持って帰ってきてしまった」と。
しかし、これで社長の進むべき道が決まり、平成4年に全国100市町村で施行された 「農村活性化住環境事業」で山梨県白根町も大規模開発に乗り出したは良いが、バブル崩壊と供に1.3haの巨大な空き地となってしまって誰も開発着手にお手上げ状態だったのを、同社長が、平成6年単身白根町長へ飛び込みPRをし、様々な困難を乗り越え9年にようやく開発許可がおり、42区画すべて積みレンガの街並みをまずは、3棟のみ建売でモデルとするや即日完売。
あれよあれよと売れ始め、とうとう平成13年4月に1区画を残しすべて契約してしまったのです。
また、36区画目完成の際に、町長がオーチャードヒルを「区」として昇格させて、今では古畑新田という住所はあるにもかかわらず、「オーチャードヒル白根」で郵便物が届くまでに認知されるようになったのです。
では、もう少しそのディティールを紹介いたしますと、平均土地坪数が約70坪で1200万。建物40坪2000万。ガーデン工事に100万計3300万が相場で造り、建物はすべて積みレンガにカナダ樹脂サッシ、内装は全面ドライウォールに無垢材仕様なので美しい街並みに加えてその普通でやればもっとツクであろう建築費のリーズナブルさが人々の心を強く、くすぐったのでしょう。
因みに、開発費用は土地に2億、造成費に1.2億計3.5億かかったと。そんなお金どうしたんですか?の問いに山梨信金が無担保・無保証で貸してくれたんだと。
当時にしては本当に勇断としか言い様がない決断ですよね。
奇蹟・・・!?同行は企画に惚れてくれたと同社長。今は多分貸してくれないだろうねと同社長。
本当は電線地中埋設したかったんだが、それだとこの倍は費用がかかるので止む無く断念したが、極力この醜悪なものを目立たせないようプランには細心の注意を払ったと言う事です。
又、プロ(^^ゞの私が見てもとても2000万ではこの建物安すぎですよと質問したら、YES!はっきり言ってカツカツだった。でも、とにかく1日でも早くこの美しい街並みを完成させ山梨の人々に認識を大いに改めて欲しかったとその目は正に、情熱の塊のようでした。
この街並みに住みたいと来てくれた人のほとんどが一時取得層者。甲府のベッドタウン的要素は多分にありますが、5家族はなんと東京、埼玉等の他府県移住組みもいらっしゃるので、本当に進んでこのレンガ町に来たと言うことなんです。
このまちの建築条件・規約も当然有り6M道路にセントバックが何と5M。フェンス・カーポート勿論無し!芝の手入れを怠らない等々。
安いからではないのです。土地はむしろ高い方で、甲府市街の平均坪単価が約22万ということですから、この17万と言う数字はやはり高いと思います。
しかも、建築はプロではない鈴木社長がここまで出来た秘訣はもちろん社長やその周りの人々の努力以外のナニモノでもありませんが、やはり美しい街並みなんですよね
一方、同エリアの長年からやっているプロ達はといいますと・・・ 例に漏れず他分譲地は甲府からも近いのにかなり虫食いでした。
何故なら・・・ それは「♪~&%$%$#&&%$#@」だからですよ。これ以上は私の口からは。。。